鼻孔縁の形と鼻の穴の露出を抑え
ACRを整える鼻孔縁形成解説
鼻孔縁の形は、正面から見たときの「鼻の穴の見え方」や「顔全体のバランス」に大きく影響します。
特に、鼻孔縁が上がっている・下がっている・非対称になっている場合、鼻の穴が強調されて見えたり、ACR（鼻柱と鼻翼のバランス）が崩れ、鼻の印象が気になりやすくなります。
オータスクリニックでは、鼻孔縁のラインを自然に整えるために 鼻孔縁下降 と 鼻孔縁挙上 を取り入れることで、鼻孔縁の形態に合わせた最適なデザインを行っています。
本記事では、鼻孔縁の状態によってどのようなアプローチが必要になるのか、鼻孔縁挙上・鼻孔縁下降の違い、鼻翼挙上との使い分けなどを、専門的な視点からわかりやすく解説します。
Index
鼻孔縁とは？鼻の穴の見え方やACRとの関係
鼻孔縁（びこうえん）は、鼻の穴のふちのラインを指し、正面から見た際の「鼻の穴の露出度」や「鼻の印象」を決める重要なパーツです。
鼻孔縁が上に凸になっている、外側だけが下がっている、内側だけが上がっているなどの特徴がある場合には、鼻孔の縦幅が伸びて感じるうえに、鼻孔の形に目が行ってしまい鼻の存在感が増してしまいます。
元からそのような形態の方もおられますし、鼻尖形成など大鼻翼軟骨を寄せていく施術を行った場合に鼻孔縁が凸になるという副作用が起きることがあります。
また、ACRが乱れる原因にもなります。
ACRとは、鼻柱と鼻翼の上下バランスを数値化した指標で、鼻の美しさや自然さを判断するうえで重要な要素でもあります。
鼻孔縁下降とは｜鼻孔の縦幅を整える治療法
鼻孔縁下降は、鼻孔内からアプローチし、鼻孔縁の内側の部分に耳介軟骨と皮膚を同時に移植することで、鼻孔縁を下方向に引き下げ、鼻孔の縦幅を短縮させる手術です。
主に鼻孔縁が上に凸となっている場合に適応されます。
鼻孔縁下降のみでの改善例
鼻孔縁の内側が上に凸で「鼻孔縁の外側があがっている場合」は上記の鼻孔縁下降のみで鼻孔が楕円に近づきます。
鼻孔縁挙上との併用での改善例
鼻孔縁の内側が上に凸で「鼻孔縁の外側が下がっているケース」では、鼻孔縁の内側を鼻孔縁下降によって引き下げても外側の下垂した鼻孔縁との間で角度がついてやや凸感が残り外側に移動したような状態となります。
その場合は鼻孔縁挙上の併用をお勧めしております。
鼻孔縁の外側を切除して引きあげることで、鼻孔縁下降によって引き下げた内側の鼻孔縁となめらかに接続させます。
鼻孔縁下降と鼻孔縁挙上を組み合わせることで鼻孔縁のアーチを整えながら鼻孔の露出を減らすことができます。
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鼻孔縁挙上とは｜鼻孔縁とACRバランスを整える施術
鼻孔縁挙上は、鼻孔縁を切除し上に引き上げて調整する事で、すっきりと軽い印象の小鼻にする事のできる手術です。
小鼻が垂れ下がっていたり肉厚感がある方に鼻孔縁挙上のよい適応があります。
過去に鼻整形によってコンセント状の鼻（鼻孔の横幅と小鼻の厚みが近い）になっている場合にも、鼻孔縁挙上によって厚みにグラデーションをつくることで、自然な小鼻をデザインすることができ症状の改善が期待できます。
前述のように鼻孔縁挙上は鼻孔縁の形をアーチ状に整えることにも有用な施術です。
さらにもう一つの効果として、鼻孔縁外側が挙上されことで鼻柱が相対的に下りて見えるため、ACRが▽となり鼻翼と鼻柱のバランスを整える効果もあります。
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鼻孔縁挙上と鼻翼挙上の違い
鼻孔縁挙上は「鼻孔縁（鼻の穴のふち）の外側」を整える手術であり、鼻翼挙上は「鼻翼（小鼻）の基部」を上げる施術です。
当院の鼻翼挙上の特徴
当院の鼻翼挙上は、外側小鼻縮小・内側鼻翼縮小の効果もついていることが特徴です。
外側小鼻縮小効果により、鼻翼の基部を挙上させつつ、鼻翼の張り出しも軽減させることができます。
鼻孔縁挙上によって小鼻が薄くなり鼻孔が広がることをご心配される方は、鼻翼挙上（内側鼻翼縮小効果付き）を併用していただくことで鼻翼基部間の小鼻の横幅を軽減させることができます。
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まとめ
鼻孔縁の形は「鼻の穴の見え方」「鼻の印象」「ACRバランス」に直接影響するため、わずかな変化でも大きく印象が変わります。
鼻孔縁は人によって上がっていたり、外側だけが下がっていたり、手術歴によって変形していたりと、状態が非常に多様です。
オータスクリニックでは、鼻孔縁下降・鼻孔縁挙上・鼻翼挙上を単体で行うだけでなく、必要に応じて組み合わせることで、鼻孔縁のアーチを自然に整え、正面からの露出を最小限にするデザインを重視しています。
鼻の手術は「どこを何ミリ動かすか」ではなく、「全体のバランスの中でどう見えるか」が最も大切です。
特に鼻孔縁は繊細な部位のため、術前デザインや縫合の細かさが結果に直結します。
鼻の穴が気になる、正面からの印象を自然にしたい、整形後に目立つようになったなど、お気軽にご相談ください。お一人おひとりの鼻の状態を丁寧に確認し、最適な治療をご提案いたします。
