鼻柱切開人中短縮で起こる鼻孔底隆起の変化とは?
自然な鼻孔の形へ導く施術ポイント
人中短縮の中でも、傷の目立ち、鼻孔(鼻の穴)の形や縦幅への影響を重視される方に選ばれるのが「鼻柱切開人中短縮」です。
本記事では、鼻柱切開によってどのように鼻孔底隆起が変化するのか、通常の鼻柱切開人中短縮とミックス法の違い、さらに鼻孔の形のお悩みに合わせた改善ポイントを専門的に解説します。
「鼻孔が縦長に見える」「◇のような尖った形が気になる」「創部をなるべく目立たせたくない」といったお悩みをお持ちの方のお役に立てますと幸いです。
Index
通常の鼻柱切開人中短縮で起こる鼻孔底隆起の変化
鼻柱切開人中短縮とは
鼻柱(鼻の真ん中の柱)に切開線をおき、鼻孔底隆起(鼻の穴の底のふくらみ)を残しながら人中を短く整える方法です。(解説コラム)
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小鼻形成、鼻孔縁形成の併用によるデザイン
鼻孔底隆起の長さにゆとりがある方の場合、その形状がにU字型・V字型になって見える傾向があり、さらに併せて鼻孔縁の形が上に凸であった場合には、鼻孔の形が◇に見えてしまいます。このことから、「鼻の穴が縦に長く見える」「鼻の穴の尖りが気になる」というお悩みがある場合、鼻孔底隆起を挙上し位置関係を調整することで見え方を改善する効果が期待できます。
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鼻柱切開人中短縮に 小鼻縮小挙上 を併用することで、可動域を確保することができ鼻孔底隆起をしっかり持ち上げることが可能となります。
その結果、まずは鼻の穴の形が◇ → △となります。
続いて鼻孔縁が上に凸の状態を軽減させるには、鼻孔縁下降と鼻孔縁挙上を併用し、やわらかなラインに整えていきます。
これらを組み合わせることで、鼻孔の形を◇ → △→ 楕円形(より自然で整った形)へと変化させていくことが可能です。
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オータスクリニックでは、鼻孔(鼻の穴)の形がどのように変化するかを細かく読み取り、当院独自のデザイン理論にそって一人ひとりのお顔に合う自然な仕上がりを目指しています。
「鼻の穴が縦に長く見える」「◇のような形が気になる」「傷を目立たせたくない」など、患者様によって気になるポイントはさまざまです。
そのため、仕上がりのイメージに合わせたデザイン調整をとても大切にしています。
ミックス法(鼻柱切開+鼻孔内切開)で起こる鼻孔底隆起の変化
ミックス法(MIX切開)とは
当院で行なっている、鼻柱切開人中短縮と鼻孔内切開人中短縮を組み合わせた方法をミックス法(MIX切開)と呼んでおります。
こちらの術式は鼻孔底隆起が切除となりますが、その代わりに鼻孔内に創部が隠れるため、表に露出する創部は鼻柱部(鼻尖形成や鼻中隔延長の創部と同じ)と小鼻部(小鼻縮小の創部と同じ)のみとなります。
また、正面から見たときに露出する創部は小鼻脇のみとなりますので創部のリスクは小鼻縮小を行った方と同程度まで抑えることができます。
人中短縮での最大の懸念点は創部となりますので、ここに重点を置いて鼻孔底隆起とトレードオフで「できる限り傷を見せたくない」という方が希望される施術法となります。
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鼻孔内切開人中短縮とミックス法との違い
一般的な鼻孔内切開人中短縮の場合は、創部を鼻の穴の中に隠すことで傷の露出を減らすことが出来る反面、鼻孔底隆起がなくなることで鼻孔の縦幅が増えてしまう傾向があります。
ミックス法の場合、鼻柱基部の外側は鼻下にあった皮膚で覆われることとなるため、ボリュームが保たれ鼻孔の縦幅が広がることなく維持されやすいことが特徴であり、この点が鼻孔内切開人中短縮との大きな違いです。
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鼻孔の縦幅が広がってしまった方への再調整アプローチ
人中短縮や小鼻縮小をご経験された方で、「過去の施術で鼻孔底隆起がなくなり、鼻孔の縦幅が広がってしまった」というご相談も少なくありません。
このような状態から戻したいとなった場合、ミックス法に小鼻縮小を組み合わせることで、鼻柱の根元(鼻柱基部の外側)にボリュームを形成し、小鼻の巻き込みを増やすことを同時に行いながら鼻孔の縦幅を整えていきます。
鼻孔底隆起の再建に近い施術ではありますが、鼻孔底隆起そのものを完全に再現することはできません。
自然な範囲で元の鼻孔の縦幅に近づけていく施術となります。
どの方法が合う?当院のデザイン判断について
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患者様によって理想とする鼻孔の形や、傷の目立ちやすさに対する気持ちは異なります。
オータスクリニックでは、
・鼻孔の形(◇・△・楕円)
・縦幅のバランス
・傷が見える位置へのご希望
・お顔全体との調和
などを丁寧に確認し、独自のデザイン理論をもとに最適な施術法をご提案します。
少しの変化が、お顔の印象を大きく左右する繊細な領域だからこそ、一人ひとりに合わせた丁寧なデザインを大切にしています。
どなた様でも、お気軽にご相談ください。


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